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こどもの二重国籍問題と村雨辰剛さん

Updated: Nov 23, 2018


息子はオーストラリア生まれですが、息子が生まれた時には私と夫はビジネスビザで滞在していたので、彼が出生時に得た国籍は日本とフランスの2カ国です。


オーストラリアは1986年までは出生地主義で、両親ともに外国人でもオーストラリアで生まれれば自動的に国籍を取れたようですが、その後法改定され、血統主義へと変わりました。ただし、永住権を持っている両親から生まれたこどもはオーストラリア国籍を取れるようです。

また、オーストラリアで生まれたこどもが10年連続で滞在し続けた場合は、オーストラリア国籍を申請する資格があるそうです。


オーストラリア国籍を申請すると、息子は日仏豪三カ国の国籍を持っていることになりますが、日本では多重国籍を認めていないので、22歳までに日本国籍を選ぶか、放棄しなければなりません。その場合、よほど日本への執着がない限りは、生まれ育ったオーストラリアとフランスの国籍を選ぶと思います。


日本でも蓮舫さんが台湾と日本の二重国籍だったと騒ぎになりましたが、オーストラリアの国会議員も知らない間に二重国籍になっていたとか、放棄する手続きをしていなかったなどで、辞職になった人たちが相次ぎました。多重国籍を認められているオーストラリアでも、国会議員になるためにはオーストラリアの利益のみを追求できるよう、多重国籍者を認めない制度は理にかなっています。



緑:多重国籍を認めている国家          赤:多重国籍を認めていない国家         ウィキペディア(Wikipedia)出典

世界的に見ると、多重国籍を認めている国と認めていない国では半々くらいに思えますが、先進国では認めている国が多いようです。韓国では2011年に限定的に二重国籍を認めるよう法改定をしており、グローバル化を図っています。

私は多重国籍を簡単に取れるようにするべきだとか、移民を積極的に受け入れるべきだとは決して思いませんが、生まれながらに日本の国籍を持っている人が、意に反して国籍放棄しないといけない状況を変えるべく、限定的に二重国籍を認めてもいいのではないかと考えています。

私の息子がいずれは日本国籍を放棄することになるだろうと思う理由は、日本が二重国籍を認めていないからです。

これからますます国際結婚が増えていくだろうと予想される中、いつまでも多重国籍を認めなければ、どんどん日本国民は減っていくでしょう。少子化対策を考えるのであれば、多重国籍を認めることも一つの案かもしれません。




そんな中、スウェーデン出身ながらも日本に帰化した村雨辰剛(むらさめたつまさ)さんの記事を読みました。日本文化を愛し、日本へやってきて庭師としてお師匠さんの元へ弟子入りした村雨さん。落語や演歌、日本酒が好きって日本人以上に日本人らしい彼でも、帰化すると決めるまでには相当な葛藤があったのでしょうか。最近はNHKの「みんなで筋肉体操」にも出演されたらしく、活躍の場を広げていっているようです。日本を心から愛して、帰化して、頑張っている人のニュースを聞くと嬉しくなりますね。


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